灰色の本

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『デジモンゴーストゲーム』第16話「人喰ノ森」:感想②

デジモンゴーストゲーム』第16話「人喰ノ森」の感想②です。

長くなったので記事を二つに分割しています。

 

 

※初見直後に感想を書いていますが、初放送から時間をおいた段階での視聴となっています。

 

 

 

■今回の犯罪:仲間の私室への無断侵入、パソコンのハッキング

また犯罪してます。もう心が動かなくなってきましたね。「あールリがまたクズだなー」だけです。

今回の実行犯はジェリーモンなんですけど、ジェリーモンは価値観通じないデジモン生まれデジモン育ちの真正害獣なので「まあ残念ながら最初からそういうキャラだから……」で個人的には許せちゃうんですよ。

けどさあ、なんか制作スタッフ的には良い子のつもりで描かれてそうな気がする、現実の視聴者と同じぐらいの倫理観で育っているはずのルリが倫理観ぶっち犯罪まみれガールなのはなんなんだろう。(ヒロも倫理観ぶっち犯罪まみれボーイですが。)

そーりゃあ、今回の実行犯はジェリーモンだよ? けど、ヒロの安否を「部屋に無断侵入して確認しろ」という具体的な指示出しまでしたのはルリなんだから、ルリが主犯だよ。今回は(今回も)ルリが一番悪くない? まあルリはパソコンをハッキングしてくれとまでは言わなかったけどさ。

 

いやあ……ルリを擁護してみようとしても、過去の描写が邪魔をするんですよ。

『ルリはちゃんとヒロのことを心配しているから、連絡が取れなくなったヒロの居場所を無理矢理調べた』

反論①:でもこいつ、第10話ボコモン先生初登場回で、体調不良のヒロをダシにしてスイーツ食いに行ったよな。心配なんかしてなかったよな……

反論②:「今回たまたま教えなかった」ぐらいっぽいならともかく、居場所を普段から教えてもらってなさそう(そういう話題が出るような雑談をしてなさそう)なのは普段からコミュニケーション取ってないのが悪いのでは……。

反論③:ルリが普段は他人のプライバシーを尊重しているように見えない。直前の第15話占い回では危険性が明白ではないのに前の客が占いのカウンセリング中に侵入して盗聴している。他人を呼びつけて時間を不当に奪うことをしょっちゅうしていることや、第11話カマイタチ回でちょっと言葉を濁して行き先を伏せただけのアンゴラモンに不貞腐れまくっていたことからすると、自分に分からない他人の都合が存在する可能性自体をナチュラルに認識していない(普段認識していないので目前に突き付けられると怒る)人間に見える。

 

仮に、そういう過去の描写をすべて忘れたとしてもね?

『ルリが無理してまでヒロの居場所を突き止めようとしたおかげでヒロのピンチが分かった』

『犯罪だとかそんなこと気にしてたらヒロのピンチに間に合わなかっただろ』

これら、結果論ですからね? 更にはメタ目線の意見ですからね。

 

あと、創作って当然、創作映えするところを切り取って視聴者に見せるんですよ。『ゴーストゲーム』の場合はヒロ達の人生の『本当にデジモン事件が起きていたとき』が切り取られてアニメになっている。それ以外の『デジモン事件が起きずに何も起きなかったとき』、平和でぐだぐだした日々は切り捨てられているわけですね。

普段から他人のプライバシーを尊重する意識が薄そうなルリが、デジモン事件が起きずに何も起きなかったとき』に同様の犯罪行為をしていないと何故言い切れるのか。

 

え? 俺、「あー。この描写ってことは、事件が起きなくてアニメに描かれなかった日常シーンで10回ぐらい似たようなプライバシー侵害やってんのかな……」って素直に思っちゃいましたけど。

ほらヒヤリハットの考え方でも、実際に事故になったケースの前には膨大な数の「事故にまではならなかった」ヒヤリハットケースがあるって考え方でしょ?

実際に事件が起きたケースの前にある「実際には事件が起きなかった日々」、アニメの1話にはならず切り捨てられた日々に、ルリが同様のプライバシー侵害をしてない保証がどこにあるんですか

 

あ、もはや些末なことですが、ジェリーモンがガンマモンからパソコンのパスワードを聞き出していたのは、『ソーシャルハッキング』または『ソーシャルエンジニアリング』と言って、立派なハッキング手法のひとつです。もちろんド犯罪です。

・ガンマモンはアホだけど赤ちゃんだからしゃあない。

・何も気にせずぺらぺら喋るだろう赤ちゃんガンマモンに何故かパスワード教えているヒロは迂闊。

・危険性を分かっていないことを知っていてガンマモンを狙ってパスワードを聞き出すジェリーモンはド犯罪者。

そんな感じです。

 

 

■『年輪』って何? 弱点なの?

敵の倒し方のロジックが分からなくて困惑します。

というか、ジュレイモンの発言の『年輪』をヒロがどう理解したのかがよく分からないというのが正しいのかな……

 

「ワシは年輪が自慢なんじゃガハハ」って言うジュレイモンの発言はまあ分かります。でも『年輪』って、幹のイメージありません?

ヒロが狙ったところって……腕、『枝』の部分じゃないですか? 枝でも年輪って言うんですかね?

 

いや、そこは問題じゃあないのかもしれません。ジュレイモンの樹木の身体は成長に長い年月がかかる。修復にも長い年月がかかる。身体のどこであろうと破壊されたことはジュレイモンの誇りを傷つけることだった。それぐらいの理解で良いのかもしれません。

……いやその……『腕を落とされる』って誇りとかに関係なく大ダメージな気がするんですが、そんな「ジュレイモンは誇りに思っている」という話を挟む必要ありましたかね?

 

なんでそんなところにツッコミを入れるかって、ヒロの発言のせいで話が余計にややこしくなっているからです。ヒロが司令塔になり、(ヒビが入っていて落ちやすくなっていた)腕を狙って落としたときの発言です。

「お前が言ってたからな!」

……これって、そこまでの話を考えると「お前が(年輪が自慢だって)言ってたからな!」になるはずなんです。だってジュレイモンは年輪をひたすら自慢して、人を襲っては吸収しているのも年輪のためですからね。

 

でも別に、「年輪が弱点だ」とは言ってないと思う。

『自慢=弱点』にはならないと思う。わざわざ自慢のボディーを攻撃されたい奴もいないと思うので、攻撃から守りたい『弱み』にはなると思うけど。『自慢の箇所』を攻撃して破壊するのは、相手が弱るよりはむしろ逆上させる可能性のほうが高いのでは?

 

別に年輪自慢のジュレイモンというキャラは評価しています。ジュレイモンが年輪を自慢して年輪にこだわっていること、それは良い設定だと思います。別に大丈夫。

ただ、ヒロが「だから年輪が『弱点』なんだ」と考えた推理ロジックが甘い。そういう展開に持っていくまでの脚本側のロジック組み立てと、セリフ回しが甘い。そういうことだと思います。

 

ところで、どうでも良いっちゃ良いんですが、この『自慢の箇所』を集中攻撃して破壊する行為。

鬼滅の刃の炭治郎のかの有名な行為、『満身創痍でやられそうであっても、敵が大事にしている原稿を踏まない(響凱戦。アニメでは第13話)』とは真逆だなーと思いました。いや、炭治郎は炭治郎でそういう優しさというか配慮が行き過ぎていてちょっとおかしい部類の人物なんで、彼と比べるのは可哀想なんですけど。

でも、それでも鬼滅の刃が大ヒットした後のこの現代日本「ヒロは炭治郎と違って、敵の誇りを積極的に破壊しようとする」というのは冷たく見えるなあとしみじみ思ってしまいました。

年輪がジュレイモンの『弱点』だ(だから狙う正当性がある)ともっとはっきり言われているならまた違ったんですけどね。いやどうせ制作スタッフ的には「そう言ったつもりだが?」なのは分かってるんだよ、制作スタッフ的には「つまり年輪が弱点」っていうセリフを喋らせたつもりだったんでしょ? その理屈、ぜんっぜん分かんないけど……

 

 

■「年輪にしてやる」「養分にしている」

バトルのロジックが分からないのは置いといて、『年輪』という言葉の使い方は面白いです。特に、ジュレイモンとモリシェルモンの言葉遣いの差が面白いです。

今回のジュレイモンは人間を襲っては吸収しているようです。その行為のことをジュレイモン当人は「人間を年輪にしてやる」と言ってて、モリシェルモンはその行為のことを「あいつは人間を養分にしている」と表現しています。

人間を食えば食うだけ年輪がめきめき増えまくっていく仕様とも常識的には思いがたいので、これはモリシェルモンが表現しているとおり「養分にしている」というのが客観的には正しいのだと思います。養分を摂って健康に成長すればきれいな年輪になる、というのをジュレイモンは過程をかっ飛ばして「年輪にしている」と表現しているのでしょう。

 

これは、ジュレイモン本人の誇りの強さ……もっと言えば、年輪愛の強さを示しているのでしょう。

多分、生き延びるためとかそういう理由ではなくて、本当に年輪の良い成長のためだけに養分を欲しているのでしょう。更に言えば、『年輪のために生きている』のかもしれません。「生きてきた年季が違う」と言いたい場面で「年輪が違う」と表現しているシーンもあるので、本当に年輪が誇りなんです。

年輪を育てたいから養分吸って健康に長生きしようとする健康オタクのジュレイモンさん。推しのためなら死ねるの勢いで、「年輪のためなら死ねる」なのかもしれません。

 

そのこだわりに、ゴーストゲームの舞台設定は『人間の養分を狙う』という手段を与えます。そうしてジュレイモンは自分の興味趣向のためには人間の命をなんとも思わないエゴイスティックな化け物になる。この設定は好きですね。えげつない外道だけど、とても今作の『デジモン』らしい、価値観がイカレてて話が通じないキャラクターです。

……他の出典を全く知らない(過去作で見たかもしれないが記憶にない)んですが、このデジモンさんって普段からこんな種族ってわけでもないんですよね? 今作用にこういう設定に加工されてるんだと勝手に思ってこのテキスト書きましたけど……まあ、自分は『今作の話』をしたいので、過去作がどうだろうとどっちでも良いです。特に調べません。

 

 

■「殺しなんかさせない」はヒロの願いになるか

ジュレイモンとの一回目の戦闘で、モリシェルモンにベテルガンマモンの炎で攻撃してジュレイモンを燃やせと言われたヒロはこう叫びます。

「駄目だ! そんなことベテルガンマモンにさせられない!」

これは明確に今までのヒロから変わったところです。今までのヒロは不殺を心に決めていたわけではなく、ただただたまたま状況が重なって『不殺』になっていただけでした。敵が逃走するケースもかなり多いので、『殺さなかった』というより『殺せなかった』ように見えるケースのほうが多かったのです。

が、第13話でグルスガンマモンがシールズドラモンを殺したことにショックを受け、内心グルスガンマモンのことを気にしていたヒロは今回とっさに敵を「燃やさない」=「殺さない」という選択をします。

例によってこの展開をするのが遅すぎる気はしますが、これは大きな進歩です。

ヒロは『不殺』を選択しました。しかも、敵が明らかに自分達より強大であり『不殺』を選ぶことで自分達が殺されるリスクがあっても、ひとまずは『不殺』を選んでぎりぎりまで打開策を探すという選択をしたのです。

 

まだ『今とっさにそう考えた』だけであって腹を決めたわけではないと思います。

『とりあえずガンマモンに殺しをさせたくない』であって他の人やデジモンが手を汚す場合についてはどう思っているのかというところも不明です。

ですが、とにかくヒロは「人間に被害を出している敵をどうすべきか?」ということを考えるところまでようやく至り、ふらふらしてはいますが自分の意志で考え始めたのです。

 

今作の敵デジモンは非常に悪辣です。凶悪です。

不殺を貫こうとして危機に陥るかもしれません。身を護るために不殺の意志を曲げなくてはならないこともあるかもしれません。「また被害者が大量に出てしまうことを防ぐには、今ここでこいつを殺さなくてはどうにもならない」ということもあるかもしれませんし、「どうしても、どうしてもこいつだけは許してはおけない」ということもあるかもしれません。

 

ヒロ達に不殺を『貫いてくれ』とは自分は言いません。

ただ、ヒロ達が『殺すこと』『殺さないこと』をどう考え、どういう信念を決めて動くのか。その信念は物語の過程でどう揺らぎどう深まるのか、その結末はどこへ辿り着くのか。

自分はそれが見たい。

 

余談ですが「駄目だ! そんなことベテルガンマモンにさせられない!」のときの回想シーン、ボコモン先生が死んだとこばっかです。回想シーンのチョイスが地味に間違っているような気がします。

ヒロが気にしているのは先ほど述べた通り『グルスガンマモンがシールズドラモンを殺したこと(ガンマモンがまたグルスガンマモンとして誰かを殺してしまうかもしれないこと)』のはずです。グルスガンマモンがシールズドラモンを殺したシーンを回想として見せなければ意味がない気がします。

ボコモン先生が死んだところを引用してジュレイモンを殺さないことを決めるのでは、「このジュレイモンもボコモン先生のように誰かに大事にされている存在かもしれないから殺せない」という意味になってしまうと思います。

 

 

■今回のMVP、モリシェルモンさん

モリシェルモンさんは一帯の森を「俺の森だ」と勝手に言い張ったり、ジュレイモンからかくまった人間をそのまま眠らせて放置(=生きてはいるだろうが、人間社会から見ると失踪している)していたりと、今作のデジモンらしい自分勝手な害獣さで良かったです。

その一方で、彼はめちゃくちゃ良いヤツだ、と思いました。再登場してくれないかなあ。でも彼の場合は絆も深まってて話がきっちり綺麗に終わってるし、再登場しなくても「どこかで頑張ってくれてるんだろうな」と思える美味しいキャラなので逆にこのままでも良いのかも。

 

今作の独善的なデジモン達の中で、彼も同様に独善的な奴だと説明されてるのに、なんだかだ面倒見が良いんですよね。

ジュレイモンの養分にされたくないだけなら人間を自分の手でさっさと処分してても良いのに、かくまって眠らせてるあたり今作のデジモンの中では比較的良いヤツなんですよ。『比較的』とは頭につくけど比較的めちゃくちゃ良いヤツです。

柔軟性もだいぶあって、ヒロ達とちゃんとコミュニケーションをとってくれるんですよね。ジュレイモンを殺す前提で「そのまま炎で攻撃して燃やせ」と指示したんだろうけど殺せと直接には言ってなかったモリシェルモンさん、「燃やすのヤダ」って言い出したヒロの様子を伺って即座に「追い払えりゃ良いんだ!」と考えを丸めてくれるんですよ。めちゃくちゃ良いヤツです。独善的なのに柔軟性がめっちゃある。

「ヤツに食われるか霧の中で眠り続けるか選べ」ってイヤな二択を突き付けて、ルリがとっさに「どっちもイヤ」と答えると「じゃあ協力しろ」と言い出すので、モリシェルモンさんはコミュニケーションスキルも高いです。人間の考え方(心の動き)を理解したうえで交渉してるんですよね。今回は釣って言うこと聞かせるためにやってますけど、言うことを聞かせると言っても「協力しろ」程度の話だし、まっとうなコミュニケーションの範疇だと思います。ゴーストゲームはコミュニケーション能力が低い連中が多いので、モリシェルモンさんはいきなりコミュニケーション能力ランキングのトップクラスに殴り込みです。

二択を突き付ける前の「こうなりゃ一蓮托生だ」も好き。「少なくとも今この場では、共闘する対等な仲間だ」って見てくれてる。

 

また、お別れシーンでは「(ジュレイモンに襲われた人間達を)全員を守れる保証はねえぞ」と『保証まではしないが努力はする』ことを約束してくれました。ほんとめちゃくちゃ良いヤツです。

自分本位な今作デジモンの中で、彼自身もめちゃくちゃ自分本位な性格をしている奴なのに、つるんだヒロ達に情が沸いたのかそんな約束をしてくれる。めちゃくちゃ良いヤツじゃないですか?

彼としては『ジュレイモンの人食いを見逃す=ジュレイモンが強くなるのを見逃す』ということで不利益なので、利害が一致した(どちらにしろジュレイモンには目を光らせておきたいので大して手間が増えるわけではない)から約束したというのはあるのかもしれません。でも、わざわざ要らない責任を負うようなことを約束してくれる。ほんと良いヤツです。

ただ成り行きで一緒に戦っただけで、友達になったというよりは腐れ縁ができたぐらいの関係なのに、ここまで『ゴーストゲーム』を16話分見てきた中で一番まともにヒロ達がデジモンと絆を築いたと感じました。

……いや、ヒロ達の手柄じゃなくて、モリシェルモンさんの手柄(全部モリシェルモンさんがなんだかだフランクでなんだかだ面倒見が良くてなんだかだフレンドリーだったおかげ)なのがアレですけど。

 

 

■そのほか

・ずっと印象が薄くて忘れてましたが、そう言えばヒロはなんでもできる器用な子でしたね。今回みたいに、その恵まれた才能は趣味に使えば良いのに。ホップステップ犯罪に使うんじゃなくて。

 

・自分はテレビのサイズにこだわりがないので小さめのテレビで見ているっていうのはあるんですけど、『赤い目玉のようなものが現れる』が光る木の実みたいに見えてまったく目玉に見えませんでした。一回ぐらい、目玉をドアップにさせて「ぎょろりっ」とさせるみたいな演出があっても良いのに。

第5話先輩初当番回でも白蛇が「出るだけ出て終わり」だったのを思い出しました。白蛇も今回の赤い目玉も、話におどろおどろしさを足すぐらいの意味しかないのは分かってますが、それならそれでもうちょっと印象深く表現してほしいというか……。

 

・結局あの『ガンマモンが攻撃しようとしたらすり抜けた(触れなかった)木』って幻術だったんですよね。デジモン実体化ルールとは別に『幻』もあるんですね。まあこれは例外として分かりやすい話なので特に問題ないでしょう。(Aパートまで視聴したときに「なんだこの実体化ルール適用外の踊る木は」と思ってしまった。)

 

・モリシェルモンの「これなら見つからねえ」っていうのは、デジヴァイス装着者だけ見える非実体化状態ってことで良いんですよね?

 

・CM前、ヒロが樹木に引きずり込まれるシーン。こういうとこの顔がホラーアニメの顔じゃなくて冒険アニメの顔だよなあって思います。今回だけなら恐怖より驚きが勝ったともいえるんですけど、毎回こんな感じなので。ちょっとは怯えてくれ。

 

・ジェリーモン(とアンゴラモン)が戦闘開始直後にがんがん進化するのはいつものことで、勇ましくて好ましいと思っています。それに対してガンマモンはいつも進化がすっとろいな……と思ってたんですが、今回はヒロ組単独で格上に立ち向かう展開だったからかさくさく進化してくれましたね。

今後もこうだと嬉しいのですが、『もしグルスガンマモンに進化してしまったらどうする?』という問題はしばらくつきまとうはずなので、必ずしもがんがん進化するのが良いのかどうか。