灰色の本

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『デジモンゴーストゲーム』第31話「辻斬リ」:感想

デジモンゴーストゲーム』第31話「辻斬リ」の感想です。

さっぱりしていて見やすい回でした。『ゴーストゲーム』にしては珍しいぐらいギミックの理屈が通っていたのも高評価です。

 

若干長めなのですが、普段よりは短いので今回は記事の分割はしていません。

 

■相変わらずパートナー感が薄いルリ&アンゴラモン

アンゴラモン、ルリの部屋に寝転がって小説を読んで一人で盛り上がって時間になったら集会に行ってと、自由に生きてますね。

それは良いことなんですが、ルリには「(小説を読めと勧めたアンゴラモンに対して)そのうちね(=読まない)」と雑に返されていて……うーん。性格や嗜好がぜんぜん噛み合ってません。かといって鏡合わせという感じもありません。なんでこいつらがパートナーなんでしょうね。

 

ルリはアンゴラモンを自由にさせているわりには突然行き先を知りたがったり無断で帰らないと周囲に愚痴愚痴言ったり……変な束縛癖がありますね。普段は夜にはだいたい帰ってくるのが突然無断で帰ってこないとなれば心配なのは分かりますが、第11話「カマイタチ」でアンゴラモンが行き先についてちょっと言葉を濁した程度でひたすら拗ねていたのが印象的なので『重い子』というイメージです。ヒロがちょっと連絡取れない程度で部屋を荒らして行き先を探るよう指示したこともありましたしね。

ぶっちゃけルリはルリで何かが違えば前回のカヨノちゃんのように拗らせたあげく周囲を攻撃して大被害をもたらしていた可能性はあると思います。ルリがカヨノちゃんみたいに分かりやすく拗らせてないのはたまたまです。分かりやすくないだけで拗らせているっちゃあ拗らせているし、被害を出していると言えば出しています(主にヒロや先輩が被害者)。

 

 

アンゴラモンの『守りたい』騎士道精神は見事

とまあ、ルリ&アンゴラモンは「なんでこの二人がパートナーなんだろうな……」という疑問は未だにモヤモヤと残るペアですが、そういう前提部分の疑問に目をつぶることさえできれば良い描写を重ねているペアでもあります。

 

今回もアンゴラモンの自己を犠牲にして仲間、特にルリを守ろうとする精神はとても良かったと思います。まるまる一話がそのために費やされたと言っても過言ではありません。

ルリ&アンゴラモンのペアを姫&騎士の関係に例える感想はよく見かけますが、ルリ=姫がこの場合どういう意味になるのかはさておき、アンゴラモン=騎士という例えは正しいと思います。姫の意志が仮にどうであろうと関係なく、忠心と自身の使命感のために、身を呈して姫を守ろうとし、洗脳などの通常でない手段にさらされたとしても最後まで諦めない存在。そういう騎士です。

第29話「妖花粉」で先輩がヒロ&ルリを「二人なら諦めない」と持ちあげてましたけど、どちらかと言うと諦めない不屈の意志を持つイメージがあるのはアンゴラモンなんだよなあ。まあ、不屈の意志を持ってても敵対する力が凶悪すぎて負けたり操られたりしてるので戦績はよろしくないのですが……

アンゴラモンは『騎士的な使命感』という基本設定がエモーショナルで非常に良い素材なので、その素材を活かして話を進めていくだけで展開がエモーショナルになります。

ふらふら集会に行くなどでなんだかんだでルリの元を離れてることが多いとか、いくらアンゴラモンの一方的片思いから始まっているとは言えルリとの趣味嗜好が合わなさすぎるとか単にルリ側の態度などの諸々のせいでルリに雑に扱われているように見えるとか、『騎士的な使命感』の設定とそれ以外の設定との噛み合わせがだいぶ悪そうに見えるのがしょっぱいですが。

 

が。今回の話についてはひとまず諸手で褒めるんですけど、別の言い方をすれば『初期設定から未だに進展がない』という状況ではあると思います。

だってアンゴラモンの「なにがあってもルリを守りたい」という精神が語られたのって、実質初登場である第3話「ラクガキ」のときですよ。30話近く経っても、細かいディテールが掘り下げられることもなく「ルリを守りたい」という漠然とした巨大感情だけでずっと話をしています。いや、巨大感情だから同じ話をしていてもなんか戦えてしまう(見ごたえがある話を作れてしまう)んですけど。姫を守りたい騎士様の話、何度でもおかわりして見たいネタだよねって言われたらそうですし。

>ルリ……何度だって言うよ。僕は、君を必ず守る!

いやもう、「何度でも言ってくれ! 最高!」ってなるじゃないですか。

 

初期設定から未だに進展がない。掘り下げが欲しい。

しかし、それは『ゴーストゲーム』には高望みしすぎな話というものでしょう。他の話も掘り下げが進んでいないんですから、初期設定で十分戦えるアンゴラモンさんにはそのまま戦ってもらってても良いと思います。

初期設定で戦えていないのに戦えていることにしてなあなあでやり過ごしているヒロ&ルリはいい加減に掘り下げが進むべきだと思いますけど……素材(初期設定)そのままで味付け(深掘り)をすることを知らない『ゴーストゲーム』ですから、初期設定時点で難があるヒロ&ルリはこれ以上どうにもならないでしょう。素材に味付けすることを知らないんですから、素材の悪さから軌道修正することも知らないと思います。

 

 

■ルリの『仲間』っぽいセリフどおりの『仲間』であってほしかった

ルリの「お願いしますジェリーモンさま~!」は可愛かったです。お願いする相手のジェリーモンを持ちあげるだけの意図とはいえ、ちゃんと友情が成立していると感じられるセリフでした。

ルリも、いっつもこういう「お願い」をちゃんと挟めばいいんですけどね。なし崩しに言うことを聞かせるとか、いちいち嫌味を言うとかじゃなくて。

 

別にね、「掘り下げしろ」っていうのは『1話まるまるキャラ回にしてエピソードを語れ』『キャラ掘り下げ回を何回も挟め』って言ってるわけじゃないんですよ。

こういうひとつひとつのセリフを丁寧に調整してキャラの魅力を出していってくれ、という意味なんですよ。

 

そういう意味では『掘り下げをしていない』というのは厳密には言いがかりです。セリフがある時点、画面に登場して動きや表情が見える時点でキャラについての情報量は存在するため、ある意味で『掘り下げ』ではあるからです。

ただ、その掘り下げ結果がルリは「人をこき使うパシリ屋で、他人が自分の思い通りにならない(※どこにいるか把握できないだけの場合も含む)とふてくされて堂々と嫌味を言い始める。アンゴラモンに事前に注意されても警戒を怠り、自分から怪奇現象に突っ込んでいく子」で、ヒロは「自分の目的もなくふらふらしており、パシられても断るほうが面倒なので断らないほどのセルフネグレクト系めんどくさがり屋。セルフネグレクト系なので自分の命を雑に扱い、めんどくさがり屋なので他人の命も雑に扱う」なだけです。俺(中の人:グレイ)が掘り下げ結果に同意できないだけです。

 

今回の「お願いします、ジェリーモンさま~!」みたいに、全員が全員を仲間として尊重し合ってきゃっきゃしてくれるだけで良かったんですけどねえ。

『ゴーストゲーム』は友達未満のドライな関係性が魅力……という感想を見かけたことがあります。その意見は確かに分かるんですよ。変にベタベタせずに単に利害一致とか目的が似通っているとかでドライに協力し合う関係が好きなんだよねという需要は分かります。

ただ、『ゴーストゲーム』のメインキャラクターたちの関係をドライだと評価するには、

 

・仲間だろうと友人だろうと遠慮なくパシって搾取するルリ(むしろ仲間や友人だからパシる気配すらある)

・ルリのパシリをだらだらと受けてしまうヒロ

・嫌がって悲鳴をあげても逃がしてもらえない先輩

 

……という関係性がノイズだと思います。ドライというにはベトベトして癒着的なんですよね。

 

 

■レッパモンの再登場は良いが、説明不足

レッパモンの再登場自体は嬉しかったです。

レッパモンそのものが嬉しいというより、きちんと過去キャラを再登場させていること、きちんと事件内容に合っているキャラを引っ張ってきていることが良かったです。

 

しかし、レッパモンは本体と尻尾では人格が別という変わったキャラです。第11話「カマイタチ」での初登場からだいぶ時間が経っている(※)のですから、今回初見の人にも分かりやすいよう「本体が喋っている」と「尻尾が喋っている」のそれぞれをもっと強調するようなシーンを入れたほうがよかったのではないでしょうか。そのほうが丁寧だったと思います。

言い換えると、アンゴラモンに連れられてレッパモンが空を飛びながら「本体が喋っている」と「尻尾が喋っている」というシーンは分かりづらいっつってます。なんかこうもうちょっと、あと一押し強調できませんでしたかね。他のシーンも含め、最初から知っていて見たなら分かるけど、知らずに見たら分からないんじゃないかな……というような微妙な塩梅です。

(※)どこだったかの回(第23話だったような)でセリフ無しで小さく登場したことはあります。が、セリフ無しで登場する程度ならそもそも「本体が」「尻尾が」なんてことは関係ないので説明は必要ありません。

 

欲を言えば、最後の戦闘にも参加してほしかったですが……アンゴラモンに回す枚数すら大してないのにレッパモンまで動かしている余裕はなかったと思うので、良いでしょう。妖刀の能力を考えると、レッパモンが尻尾の剣=身体でモロに何度もぶつかっていたら吸収されて死んでいた可能性もありますしね。

 

 

■ガンマモンの進化解除と強大な力をきちんとロジックに組み込んでいる

今回のカウスガンマモン→ガンマモンの進化解除は『妖刀にエネルギーを吸われて進化を維持する力が尽きたから』で理屈がしっかりしていて良かったです。毎回いろいろな脚本都合でキャラを戦闘不能にさせたり戦闘そのものから追い出したりする必要があるのは分かりますが、毎回これぐらいのロジックは立ててほしいですね。

一方で今回、テスラジェリーモンの霊圧が途中から何の説明もなく突然に消えていた気がしますが。テスラジェリーモンもエネルギー吸われてたんだから、進化解除しちゃえば良かったのに。

 

「ガンマモン、お前はなんだ!?」シリーズは例によって実際には何も進んでいないのでウザかったですが、『ガンマモンの強大な力を吸ったことでムシャモンが復活できた』も理屈がしっかりしていて良かったです。

 

 

■セリフが(大して)ないときのほうが可愛いガンマモン

進化解除されてコロコロ転がるガンマモンは、枚数も内容も大したことがないシーンでしたが可愛かったです。ちゃんと状況にも合っていましたしね。

 

ガンマモンはろくなセリフを貰わずに空気orただのマスコットをやっているときのほうが素直に可愛いと感じられる気がします。

 

ジェリーモン(&先輩)も、脚本側がしっかりセリフ付きの出番を持たせてるときより、セリフ無し~セリフが曖昧で作画段階の裁量で勝手に動いていると思われるときのほうが可愛いんですよね。

ガンマモンもそうやって作画の裁量で可愛くしてもらえば良いのに。ガンマモンの出番はしっかりセリフがある時が中心なので、あんまり勝手に動かしてもらえてませんけど。……勝手に動いてるときは物をかじって器物損壊してたりするし。

 

 

デウスエクスマキナ・ズバモンは空気気味

バモンの登場は前振りもなく、かなり唐突でしたが……まあ、『ゴーストゲーム』ではいきなりデウスエクスマキナ的な存在が出てきて大体のことを雑に解決してくれるというのはいつもの話なので、どうでも良いです。

なんか偉いデジモンなんですか? 知らないです。

 

作中では「カッコいいー」みたいな扱いだったようですが、ぶっちゃけ唐突すぎて、特に。

どちらかというと、ろくにズバモン本人について話が出ないままに爆速で帰っていったので、再登場させる気なのかどうかという実運用的なとこが気になりました。まあ、大した再登場をさせる気はないんでしょうけど。

 

……めちゃどうでも良いですけど、ズバモンの顔の傷が、ムシャモンにやられた傷なんですよね。ズバモンさん、両目に傷がありましたけど……えっ、両目とも斬られたの? ズバモンさんボロ負けしてない?

 

 

■妖刀破壊で被害が回復するという理屈がちゃんと通っている

過去記事で何度も言っているとおり「デジモンの怪奇現象の被害が、デジモンを退けることで自動では回復するわけではない」という描写はやっちゃ駄目だった(※デジモンが改心しているわけでもないのに勝手に回復している回が謎になるし、回復法を探さずに適当にデジモンを逃がして終わらせることが多いヒロ達の行動がドン引きものになるから)と思っているんですが……。

その観点を無視するなら、今回の事件は『エネルギーを吸った妖刀が破壊されたのでエネルギーが戻った』と理屈が通っていて良かったです。

 

今回はなんだか、他の回に比べて全体的に理屈がしっかりしているなあと思いました。なんなんですかね? スタッフさんは普段と変わってなさそうですし。

 

 

■脚本上での、人間>>>デジモンという圧倒的ヒエラルキー

理屈が通っている。そう言っておきながらなんですが。

例によって、デジモン達は無残にかつ雑に殺され、復活しませんでした。

 

な……なんでしょう、なんでしょう、これ。

妖刀が破壊されたことで人間は復活するのに、デジモン達は復活しないんですね。ゴブリモンやハヌモンや、恐らくそれ以前にもいたと思われるデジモンの被害者は復活しないんですね。

 

いや、まず妖刀を破壊したから人間が復活するというのもおかしいっちゃそうなんですよ。デジモンのエネルギーはムシャモンの肉体復活に、そして人間のエネルギーは切れ味強化に使われたはずですものね。

なのに……人間は復活して、デジモンは復活しないんだ。本気か???

ていうか、理屈を通そうとしてるのは良いけど、それで「人間は切れ味強化に使う(人間は復活可能)」「デジモンは肉体復活に使う(デジモンは復活不可能)」ってわざわざ分けるって。

 

……なんて、デジモン達に冷酷なんだろう。『ゴーストゲーム』の制作スタッフ達は。

それとも、デジモン達も復活してるけどたまたま画面には映さなかっただけですか?

 

 

■比較的良回なのに、カス親父はカス親父だしヒロはヒロだった

第27話「美妖液」でお使いに出したブラックテイルモンが案外に早く帰ってきたので「おっ? 『ゴーストゲーム』にしてはやるじゃん」と思った……のですが。カス親父の返事の内容が。

 

>すまん、息子よ! 今のとこはよく判らん!

>頑張れ!

 

「知らん!」ってことじゃないですか。ずっこけました。

い……いや、また1クール(12話ぐらい)待たされてもおかしくねえなと思っていたので、たったの4話で返事が来たこと自体は良いんですが……『返事が来たからといって別に何も進まない』って、そんなのアリかよ。『話を進めるための要素』としてお手紙展開を出したのに、『話が進まないことが判明した』がオチだなんて……そんなのアリかよ。

 

このシーンはカス親父もヒロもそれぞれ駄目です。

・ヒロがわざわざ手紙を事前に準備してわざわざカス親父に尋ねたことが、例えばデジタルワールドへの行き方とかガンマモンが何者なのかなどではなくて「手に負えないデジモンはどうすればいいか」? 倫理的にイカれてる父親にまず聞くのがそれかよ。

・恐らくカス親父がまともに返答しないだろうから作劇としては意味は薄いけど、「ちゃんと元気にしてるか」とか「いつでも連絡取れるようにしてほしい」などの親子の情を感じられるようなメッセージは送らなかったのか?

・自分に聞くような内容ではないものの、息子の深刻な問いに「知らん(要約)」だけの答えを返す親父のカスさ。

・「手に負えないデジモンはどうすればいいか」という心構えを聞く問いに対して、「今のとこ判らん!」という考えてすらいない返答をする親父のカスさ。それ、例えば何かを調査したら方法が判明するとか、そういう類の質問じゃないでしょう!?

・しかもそのへんの葉っぱに書きつけてくる親父のカスさ。普段はウザいビデオレター送ってくるくせに。

 

ただし、ヒロがデジモン達との対峙に困難を感じている、ちゃんとデジモン達との対峙やその行く先について気にしている(第20話「炎ノ監獄」を最後に忘れっぱなしなわけではない)ということが分かったのはさりげないながら大きくプラスです。

いや、そう思ってるっていう描写は普段からやれよ。普段から細かいセリフや表情の演技で描写できることですよ、それ。

 

 

■ヒロたちの犯罪発生率は低下気味?

今回の話自体には関係ないですが、最近はヒロたちの犯罪発生率が下がってきて良いですね。ときどき犯罪が入っても情状酌量の余地がある程度に抑えられていると思います。

正直「こうなったら最終的に全話の80%ぐらいで犯罪してたら逆に面白いんだけどな」と思っていたので残念な部分もありますが、そんな性格が悪いことを考えている輩はほっといて良いです。児童向けアニメとして、犯罪が入っていないのは良いことだと思うので改善されてきて良かったです。

3クール入ったあたりから「主人公たちに犯罪させるのはちょっと……」って言ってくれるようなまともなスタッフさんが新しく入ったんですかね?

不法侵入ぐらいならまあいいか、『ゴーストゲーム』だし! ってスルーし始めてるところはあるので、単に感覚が麻痺してきただけかもしれませんが。

 

 

■そのほか

アンゴラモンさん、「蒼き月明かりを纏いし我が刃! 裁きの一太刀を受けるがよい!」と、引用元がお堅そうな時代小説であるというだけでやってることが中二病なので笑います。いや、無邪気に小説のセリフを真似してきゃっきゃしてるあたりは小二病かな。コミカルかわいい。

 

・妖刀装備のアンゴラモンさんと切り結んだレッパモンは、哀れなことに尻尾の刀身が欠けてしまっていました。あれ一応「身体」だと思いますけど、元に戻るんですかね……。

話の流れ的にそうだろうなと思って見ていたのでなんとか分かりましたけど、その肝心の「刀身が欠けたこと」が灰色の背景に埋もれて分かりづらかったのは『ゴーストゲーム』のいつもの説明の下手さです。衣装や背景などの美術は上手いほうではないかと思うのに、何故か本筋に関わる絵になると説明力が下がります。

 

・レッパモンさんさあ、アンゴラモンが襲い掛かってきたことだけじゃなくて「明らかに様子がおかしかった」ことも伝えようよお。

 

・ジンバーアンゴラモンさん(剣装備)が戦闘の主役になりましたが、……相変わらず枚数には恵まれないので、うーん。

こんなに枚数を渋るなら、アンゴラモンさんみたいな近接格闘系のキャラなんて最初から仲間に採用しなければ良かった(今のアンゴラモンさんの性格のまま、別のデジモンを採用すれば良かった)と思うんですけどね。そういうわけにもいかないんでしょうか。